皆さんは覚えているだろうか？
今から約２０年以上前に放送された、あのテレビ番組を。
『ＴＶチャンピオン』
様々な。
本当に様々なジャンルから集められた、一流の人間たち。
彼らの競い合いから生まれた、あの白熱の熱気と興奮を。
そして生まれた、様々な『チャンピオン』達を。
そしてそんな歴史の中には、当然のように『ラーメン』のジャンルが存在している。
そんな『ラーメン王』が監修した店の一つ。
ムギノチカラ
そして今日ご紹介するのは、そのお店自慢の一品。
限定メニュー 鶏塩そば である。
＜店舗情報＞
| 店舗名 | ムギノチカラ | ||
| 住所 | 〒891-0104 鹿児島県鹿児島市山田町575-1 | ||
| 電話番号 |
099-803-0096
|
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| 営業時間 | １１：００～１５：００（ラスト/１４：４５） | ||
| 定休日 | 毎週 木曜 | ||
| 最寄り駅 |
ＪＲ枕崎線 『谷山駅』 |
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| 駐車場 | ◎ | 大型 | ✕ |
| 開店日 | |||
＜メニュー＞
＜どんなお店なの？＞
鹿児島市 山田町。
指宿スカイラインの山田ＩＣから五分ほどの場所。
そこに、その店はある。
ムギノチカラ
カタカナ表記の店の名前。
どういう意味が込められているのか、深読みしたくなる。
駐車場に入る。
見た目には狭く感じるが、停めてみると意外に広い。
空き地のように見えるが、どうやらこちらも駐車スペースのようだ。
そこそこのサイズの車なら、十分に止められそう。
車を降りて、店に向かう。
黒っぽい色で統一されているからだろうか？
妙に、和のテイストを感じさせる店構えだ。
入り口にメニューのパネルが掛けられている。
う～む。分かりやすい。
横目に中に入ると、自販機のような発券機があった。
このお店は、食券で注文するタイプみたいだ。
さて、今日はどれがいいかな？
＜今日の一品は？＞
どれも美味そうだ……。迷うなぁ。
うん？
ほほぉ……。
券売機を見ると、まだあるみたいだ。
よし、今日はこれにしよう。
＜店内の様子は？＞
敷居を過ぎて、中に入る。
なんだろう。
エキゾチックとでも言おうか。
不思議な感じだ。
奥のあれは、個室だろうか？
布や壁で仕切られているみたいだ。
手作りかな？
あれもコロナ対策の一つってことだろう。
カウンターに座る。
個室も面白そうだったが、一人であそこに入るのは、さすがに気恥ずかしい。
座って机の上を見る。
シンプルだ。
これはお店特有なのか、それとも感染に配慮した結果なのか……。
おっと、これは……
にんにくか。
とりあえず、来たのを食べてからかな。
＜お味はどう？＞
それほど待たずに、ラーメンは出てきた。
富士山を逆さにしたようなすり鉢のラーメンどんぶり。
中に入っているのは……
白い。
白濁のこれは……鶏出汁のスープ？
なんだか豚骨スープのように見える。
トッピングも最低限で、見た目はシンプルだ。
さて、それではまず一口。
おぉ……ッ！
鶏出汁の塩スープのはずなのに、こってりとした味わいがする。
豚骨みたいにも感じるが、それに比べればあっさりだ。
だけど正直、嫌いじゃない。
食べやすいという意味では、このラーメンは女性に向いているのかもしれない。
そして何より、この鶏のチャーシュー。
しっとりとした鶏の肉が、噛むときれいに千切れる。
胡椒と鶏塩のスープが十分にしみ込んでいる。
それだけでも十分な美味しさ。
だがなにより、この柔らかさよ。
噛み応えのプリプリさが、本当に美味かった。
＜替え玉は？＞
まずは一杯目を食べ終わる。
うん。シンプルながら、これはこれで十分に満足できる一品だった。
けれど。まだ、腹に余裕はある。
券売機の前に戻る。
気になっていたものがある。
これだ。
和え玉。
これが多分、替え玉の事なんだろう。
説明書きにも書いてあるし。
券を買って席に着く。
回収しに来たお店の人に券を渡す。時に、
「言ってくだされば、ご注文をお取りしましたよ」
ああ、なるほど。
そういうのもアリなのか。
３～４分ほど待っていると、注文が来た。
ほほぉ……。これが和え玉。
ああ、確かに。
ネギのトッピングに、ごま油の香りがする。
他にも、これはニンニク？
確かに、これは油そばだ。
単品で食べたい衝動に襲われる。
……一口くらい、いいか？
小鉢の中で、麺をタレとかき混ぜる。
おぉ……。食欲を誘う、いいにおいだ。
うぅむ……ッ
唸ってしまう。
美味い。
これは美味いぞ。
気が付けば、半分くらい食べてしまっていた。
しまった。一口だけのつもりだったのに。
残った半分を、どんぶりに移す。
これだけ単品として出来ている物を、ラーメンのスープと混ぜる。
さぁ、どうなるだろうか。
随分とスープの色合いが変わった。
さて、味は……。
ああ、なるほど。
Ｗテイストというヤツか。
鶏塩ラーメンとしては、随分と味わいが変わってしまっている。
鶏塩ラーメンをあっさり風味だとすると。
和え玉を入れたこれは、こってり風味だ。
だいぶ趣が違う。
人によっては好みが分かれるだろう。
個人的には、だいぶ気に入ったが。
＜まとめ＞
・和え玉は『まぜそば』
・『替え玉』ではなく、Ｗテイスト『味替え玉』
